【アニメ演習】極上アニメトーク!

Q: アニメの授業では何をやっているんですか?

A: 極上のアニメトークを行っています!


12月の「アニメーション基礎」の授業、アニメ製作会社 旭プロダクション様の行貞 公博 氏にお越しいただき、絵コンテの授業を行っていただきました。

先月のオンライン授業で絵コンテの課題を出してもらい、制作した絵コンテを講評していただきました。

 


例えば…

熱々のカップラーメンを食べるシーンを考えるとき、キャラクターにどうやって演じさせますか?と投げかけられました。

アニメの作画とはキャラクターをただ描くだけでなく、キャラクターにどう芝居をさせるかが大事とのこと。

その作画の指針となり、アニメの設計図となるのが、絵コンテです。

 


実際に多くのアニメ制作している方ですので、専門用語も飛び交います。

そして解説しながら全員の作品に次々と手を入れていきます。

こちらは「目線をどう意識するか」について赤入れをしている画像です。

画像だとわかりにくいですが、教室でのワンシーンを描くときに、どのような目線で教室を見ますか?と、問いかけられています。

 


普段は机に座って考えているので、たまには立ち上がってものをみたりと、作り手の視線を意識するよう教えてもらいました。

下の写真のように、立ち上がったときにどう見えるかなど、それを見ている目の高さを意識的に変えてみると良いとのこと。

人の目の高さより高いところから見たような映像は客観的な印象、逆にキャラクターをしたから見上げる映像は緊迫感や圧迫感を生み出すそうです!

これらの技法を駆使しながらキャラクターの関係性を表現しています。

他にも登場人物の関係性を絵コンテの中に落とし込む方法などなど…学んだことが多くてここでは書ききれないくらいです。

 


ちなみに、この授業を受けたあとにアニメを見ると、アニメを見る視点が以前とは全く異なってきます。

ストーリーを追うだけでなく、アニメの演出を感じ取り、こだわりを見抜けるようになります。まさに最高のアニメトークの時間でした!

アニメの授業は2年生からスタートですが、3年時には自分のポートフォリオを作り、アニメーターを目指せるようになります。ぜひ挑戦してみてください!