【頭を使ってスポーツする】日体大・大石教授 スポーツ探究授業

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今月も日本体育大学 体育学部の大石健二教授にお越しいただき、スポーツをテーマにした探究授業を実施していただきました。

今回の内容はAIを用いた戦術授業。「頭を使ってスポーツを考える」がサブテーマです。

まずは、映像分析・共有ソフト「VOSAIC」を用いてバスケットボール第1クォーターの定量分析に挑戦します。

2Pシュート、3Pシュートの本数とそれぞれの成功・失敗数、オフェンス時間とディフェンス時間をアプリ上にイベントとして記録していきます。

10分間の映像分析が終わったら、第2クォーターに向けた戦術をAIに考えさせるため、各自でAIへの問いかけを10回繰り返します。

AIへの問いかけ方によって答えが全く異なったり、言葉を付け足していくことでよりわかりやすい回答を引き出せたりと、質問する人間がうまく言語化できるかどうかによって回答の質が変わることを体験しました。

また、AIの答えのあいまいさや誤りにも気づくことができ、AIの特性を学ぶことができました。

最後に、AIからもたらされた答えをもとに最適な戦術をグループディスカッションします。

同じ影像をもとに定量化したデータでも、分析者によって精度や判断に違いが出ること、同じ分析データをもとに戦術を考察しても考え方の差が生まれること、AIには苦手分野もあることなど、分析について考えるヒントがたくさん得られた授業でした。

大石先生の授業は2月にも実施予定です。次回はサッカーの戦術分析を行う予定です。

みなさん、お楽しみに!