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このほど日本体育大学 体育学部の大石健二教授にお越しいただき、「スポーツ」をテーマにした探究授業を実施していただきました。
日本体育大学といえば、今回のオリンピックで6個の金メダルを獲得するなど、スポーツに科学的な視点を取り入れることで競技力を大きく伸ばしている大学です。
また、「急募!運動が苦手な人」というホームページに象徴される、体育とスポーツの概念を変える取り組みを実施していることでも有名です。
今回の内容は「ウェアラブルデバイスを用いた心拍数(脈拍数)の授業」。
まずは、脈拍数計付きの端末「Polar Pacer GPSスポーツ・ランニングウォッチ」を装着しバスケットボールの授業を受けます。
試合中の脈拍数のデータはタブレットにも表示され、チームでも共有できるため、脈拍の変動を確認しながら競技します。
次にCSV形式でダウンロードした端末の脈拍数データをもとに、「平均脈拍数」「70パーセント以上の運動を実施した時間」をExcelで数え上げていきます。
秒単位で脈拍数を計ることができる精度の高い端末のため、データ個数も2500個以上となり、データ処理も関数を使って実施しました。
最後にチーム全員の情報を共有し、自分のチームのゲーム状況を分析しました。
脈拍の平均値が低いチームが勝つ場合があったり、脈拍の個人差が大きいチームがあったりと、「なぜ?」を考えるきっかけにあふれた授業でした。
大石先生の探究授業は11月にも実施予定です。次回はAiを活用した戦術分析(!)を行う予定です。
みなさん、お楽しみに!