2022年4月に創部された惺山高校・女子硬式野球部。
県内初の女子野球部として1年生10名、3年生1名、計11名の部員で初年度全19試合を戦いました。前半はなかなか勝ち星を挙げることができませんでしたが、10月からは東北リーグ戦で5連勝。2回の全国大会とあわせて、5勝14敗という成績を残すことができました。
創部2年目の今年は新入生11名を迎え、総勢21名であらたな目標を掲げて戦うことになります。
全員がそろっての今シーズン初練習から1週間、2年齊藤真央選手と、新入生の1年丸山 日花里選手、鈴木 綺乃選手に今年の抱負を伺いました。
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〇2年 齊藤 真央 選手(三塁手・中山中出身)
昨年は人数が少ない中で強豪と戦ってきました。苦しい場面もありましたが、全員で戦うことができてよかったです。
特に印象に残っているのは、大阪での夏の全国大会です。試合前は緊張してガチガチでした。相手は強豪、岐阜第一高校。途中まではいい試合をすることができ、手応えを感じました。結果としてはミスからのコールド負けで、終了後のミーティングでは悔しくて涙が出てしまいました。
また、山形県内初の女子硬式野球部ということで、いろいろと取り上げてもらい感謝しています。「感動した」と声を掛けていただくことがありますが、自分たちが少しでも感動を与えられたなら嬉しいですし、感動を与えられるような試合がしたいと思います。
今年の目標は公式戦の全国大会でベスト8に入ること。そのためには1人ひとりがプライドを持って練習に参加し、いいチームにしていくことが必要だと思います。
このチーム全員で全国に「SEIZAN」という名前を知ってもらえるようがんばります。
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〇1年 丸山 日花里 選手(捕手・天童三中出身)
野球は小学校6年生から、はじめたきっかけは…忘れました(笑)。たしか友達が少年野球チームに入ったからだったと思います。
高校でも野球がしたいと思い、クラブチームの先輩がいるSEIZANを選びました。高校の練習は最初のアップから終わりまで全部楽しいです(笑)。
今年の目標は、チームの目標でもある全国大会ベスト8です。また、自分もピッチャーのよさを生かせるキャッチャーになりたいです。たくさん勝ちます!
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〇1年 鈴木 綺乃 選手(投手・山形二中出身)
中学校では女子野球のクラブチームと学校のソフトボール部を兼ねて活動してました。野球とソフトを両立させなければならず、野球の試合に出られずに悔しい思いをしたこともありました。
中学校までの自分は苦しくなるとすぐ泣いてしまっていました。高校では泣かないように、前向きにがんばって、先輩達との差を埋られるようになりたいです。
SEIZANの女子野球部は思っていた以上に先輩方がやさしくて、入部してよかったとあらためて思います。エースの背番号を背負って全国大会で活躍できるようにがんばります。
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昨年の活動をまとめたTUYの特集「野球に恋して!~負けたってへこまない!惺山高校女子硬式野球部の1年~」は下のリンクからご覧ください。